悪質電話機リース販売の手口


悪質電話機リース 販売の一般的な手口には次のようなものがあります。

@「近々、この地域でNTTのひかり回線(あるいはデジタル回線)工事があります。
今なら電話機を替えた場合、ひかり回線への変更工事は無料です。」

A「今、お使いの電話機はひかり回線(デジタル回線)化に伴って使用できなくなります」

B「現在お使いいただいてる電話機のリース料金を下取りします」

Cリース契約期間が終了するので今の電話機は使えなくなる


@は屋外のNTT回線の工事などを装った営業トークです。
またそのほとんど(というより全部)はウソです。

NTTはひかり回線化の工事を販売店に明かしてませんし、屋外の回線はNTTの所有するものなのでその工事費を企業や個人が負担することはありません。

さも高額な工事費が今なら無料であるというような勧誘は詐欺に近いものです。
不審な営業だと思われたら116番で訊ねてみましょう。

※NTTにひかり回線などの申し込みをした場合は局内工事費(交換機の工事費)などが請求されます。これはNTT内の工事ですが数千円の費用がかかります。


Aデジタル回線などへ変更をした場合、実際使えなくなる電話機があります。
ただ地上デジタルチューナーなどのようにアナログ回線→デジタル回線への変換器(ターミナルアダプターといいます)を付けることによって今の電話機をそのまま使うこともできます。
いずれにしろお客の了解もなくNTTが勝手に回線を変更するなどということはありません。
不安を煽り電話機の交換を勧める悪質電話リースの営業方法です。

Bリース契約をしている今の電話機のリース残額を下取りし電話機の交換を勧める営業方法です。
リース契約というのは原則として途中解約できません。
途中解約する場合は残りのリース金額を一括して支払わなくてはいけません。
1か月8,000円のリース契約でリース終了まで2年だった場合、8,000円×24か月、192,000円をリース会社に支払うわけです。

販売店のサービスのように聞こえますが、実はそのほとんどは新たに契約するリースに上乗せされているだけだったりします。
契約物件の見積もりを要求し、物件金額を確認しましょう。

Cリース期間が終了するとその物件は再リースという契約になります。
もちろんそのまま使い続けることが可能です。
無理に解約する必要はありませんし、強制的に解約させられることもありません。

しかもリース物件としての価値はすでにありませんから、そのリース額はもともとのリース金額の10分の一ほどです。(月数百円くらい)

故障などなければそのまま使うのが一番良いでしょう。
ただし保険などはききません。

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