リース契約とは


悪質電話リース販売 業者は現金での販売ではなくリース契約を勧めてきます。
現金での購入を頼むとリース契約でしか扱っていないと断られる場合もあります。


悪質電話機販売業者はなぜリース契約を勧めるのでしょうか?
理由はいくつかあります。

1.購入金額を低くみせるため
ビジネスホンは電話機数台と設置工事費を合わせ一式で十数万以上します。
一般の電気店などで購入した家庭用の電話機を基準に考えると大変高価に思えます。
割賦販売と同じようにひと月あたりの支払方法を提示することによって購入金額を低く見せるためなのです。

2.購入金額をわかりにくくするため
現金購入で電話機1台いくら、工事費いくらと見積もりを出すと1台あたりいくらくらいと購入する側は計算しやすくなります。
これを逆手にとって1か月いくらというリース料で提示することによって購入金額をわかりにくくしているのです。(利益を不当にのせてもわかりにくい)

3.回収を容易にする。
現金で購入した場合、その集金業務は販売店で行う必要があります。
悪質な電話リース契約販売をした場合、その回収はより困難なものになります。
リース契約の場合、お客さんから回収するのはリース会社ですから販売店は関知しません。
支払を渋ったとしても販売店は何ら影響なく、リース会社は販売理由にかかわらず契約が成立し、電話機の設置が終わっていれば容赦なく請求してきます。

販売店へのリース会社からの入金は物件(電話機)設置後、リース会社から物件設置完了の確認電話が入ります。
お客さんがリースの契約を承認した時点でリース契約開始となります。
その翌月(各リース会社によって締め日は異なります)には販売店に販売金額が入金されます。


以上のことなどから多くの販売店はリース契約を勧めてくるのです。


リースで契約した場合、その購入した商品の所有権はリース会社にあります。
現金で一括購入できないような高額な商品を契約する場合、リース会社がその商品を消費者にかわって購入し、その商品を消費者に貸し、その賃貸料を毎月得ているのです。
じゃあレンタルじゃないの?と思われるかもしれません。
一般的にレンタルとはレンタル用の商品が揃えてあってそれを消費者に貸しています。
消費者はそのレンタル用の商品以外のものを借りることはできません。
リースは消費者が欲しいものを新品で借りることができるわけです。
またその期間はリースが長期にわたるのとは違いレンタルは比較的短期間になります。

リースのメリットは何でしょうか?
高額な建設機械、工作機械、パソコン、コピー機など簡単には購入できません。
ひと月ごとの支払にすることによって、設備投資や必要な事務機など購入ししやすくなります。
またリース料は毎月の経費として計上でき、原価償却など複雑な会計処理をしなくても済みます。
さらにリース物件はリース会社のものですからその多くには保険がかけられています。(契約内容によります)
水害や雷などによる機器の故障などにはこの保険が適用され、負担なしで修理または新品への交換をすることができます。

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